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「小松弥助」親方の生い立ち

   本名:森田一夫  生年月日:1931年(昭和6年)3月24日生まれ、実家は神戸で鮨屋を営業、親方は15歳で鮨の世界に飛び込み、19歳まで東京銀座で修行、その後1958年には石川県小松市の「米八」にて修行研鑽されました。
   36歳の時に小松市で「小松弥助」を開業、その後金沢市に出て金沢APAホテル1階で営業するも2015年11月末で惜しまれつつも一旦閉店(噂の粋だが理由としてはあまりに有名になり過ぎ、育ててくれた地元のお客様に鮨を提供できなくなった事だったとか?)。
   そして地元の人たちの要望や応援してくれる人達の希望に応えると共に、後世に本物の鮨を残すためにと2017年3月にレジェンドは再び立ち上がる、金沢駅前にある、加賀屋グループの「金沢茶屋 別館」内に再び「小松弥助」をオープンし現在に至っている。
   親方は2019年11月に「現代の名工」(厚生労働省が作った表彰制度)に選出される。親方のポリシーは一に感謝、二に感謝、三にも感謝であると口癖のように仰る、お客様に感謝、まな板に感謝、弟子たちに感謝と!
   因みに親方が育てた弟子で金沢では「鮨 志の助」で、鮨全般を監修したのが「鮨処 あさの川」である。

所   在   地 電  話  番  号 予約有無 評価点
石川県金沢市本町2-17-21 金沢茶屋別館1階 ☎︎076-231-1001 完全予約制 100/100
営業時間(昼) 定休日 席   数 御もてなし・サーヒス 客  対  応
11:30/13:00/14:30で完全入替制 水・木曜日 カウンター10・テーブル8席 女将さんの気配り最高 絶妙対応の親方
味と素材 握りの味付け 醤油差し 清  潔  度 創意工夫と拘り 握りのみの価格目安
ネタは近江町 自家製煮切り カウンターに有り 問題なし 年期が違う 8貫8,000円程度
親方又は大将の経歴と姿勢
東の「すきやばし次郎」西の「小松弥助」とまで評される鮨職人、すきやばし次郎もお忍びで来てるとか?
初 2017.05.07 2th 2017.08.13 3th 2018.02.24 4th 2018.05.06 5th 2019.06.15 6th 2019.11.03
7th 2020.02.02 8th 2020.07.12 9th 2020.10.10 10th 2022.03.22    

初訪問:2017年5月7日(日)Lunch
   前日の18:30に来店の確認電話が女性スタッフから有りました、勿論必ず行くと申し上げました、電話も丁寧で好感が持てました、ますます明日の訪問が楽しみです、そして今日金沢茶屋ロビーには沢山の予約客が居て僕達が座る椅子が無く茶屋の方がお店の前にも待ち椅子が有りますよと案内して頂いた、着席すると跡を追うように茶屋ロビーの客達も続々と後に続き店前は行列が出来た、前の回のお客が席を立つまで時間通りには席に着けそうもない、待ちますよいくらでも待ちます、弥助の鮨をいただけるならば、完全入れ替え制で前回の客が全て店を出るまで待ちます、そして待つ事30分、15時丁度に最終回のお客が予約の早い人順に入店の運びとなりました、着席直後に親方森田氏に写真等の撮影はよろしいか確認したところ、「いいよ~」とさらに「美味しく見えるように撮ってよ」と仰いました、流石に大物で太っ腹だよ、写真撮影なんて細かい事にいちいち拘ら無いようです、いよいよ弥助劇場の始まりです。
1貫目.赤烏賊(親方になぜこんなにトロッとさせる事が出来るんですかと問うと「トロッとするのは烏賊を3枚におろすと、2枚目の烏賊から旨味が出てそのようなるんだよ」と話していただきました。
2貫目.炙りトロ(絶句、その旨さに家内も絶句、お客全てが口に入れてから食べ終わるまで満面の笑顔)
3貫目.甘海老(これだけは煮切りを付けて供さない、そして「醤油を付けてね」と)
4貫目.あら(そのままで召し上がれと)
5貫目.漬け(これまた絶品である、添えてあるつまはと問うと「防風だよ」と「防風」はせり科の草木で漢方剤に使われるらしい)
6貫目.バイ貝(まな板に叩きつけスライスして酢橘を降って)
7貫目.白山(酢飯の上に漬け、雲丹、山芋、海苔が乗る、かき混ぜて食べると極上の旨さになる)
8貫目.鰻きゅう(熱々の鰻と冷たい胡瓜がコラボしてなんとも言えない旨さです)
追加
家内が漬け、穴子(フワフワで最高ですと家内)、鰻きゅう
僕が小肌(酢での締め方が形容しがたい位に絶妙でこれも極上の一品だ)、奈良漬巻き(干瓢巻は出来ないとの事、その代わりにこれを巻いていただきました、奈良漬けの旨い事々、最高だ)
最後に水茄子(口直しに)をいただきました、そして料理や握りが全客に供されそれぞれのお客が名残惜しそうに森田氏に話しかけるのを見ながら「明日からの仕事頑張れます、最高に美味かったです」と森田氏に伝え、森田氏も素敵な笑顔で送ってくれました、丁度17時に会計(19,000円(税込)/2名)を済ませ次回の予約をいれてお店を後にしました、至福の2時間有難うございました、とても幸せでした。
【ハプニング編】
   森田氏が水茄子を客全員に供するために包丁で茄子のへた側に切れ目を入れ包丁をまな板に置いて手で茄子をちぎり次の茄子に移る際、包丁を取ろうとしたら包丁が布巾に寄りかかる様にして刃が上を向いていて指を切ってしまったのです、森田氏は小声で”痛!”と、それから手を洗い奥の調理場に引っ込まれた、その後しばらく応急処置のためか姿を見せずに弟子たちや女性スタッフの落ち着かないこと落ち着かないこと、心配しているのか、要がいなくなって困っているのか、お客も見ていた人は心配そうだった、泰然自若としていたのは女将だけ、流石です、名人も「弘法も筆の誤り」または「猿も木から落ちる」(この例えはチョット失礼かな)である、なんか逆に微笑ましくなりました、そして応急処置を終えてつけ場に戻られた森田氏に大丈夫ですか?と問うたらOKOKとの事、森田氏が戻られた瞬間に店は元の和やかな雰囲気に戻りました、この人の存在感の高さを再度実感した次第です。
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前面道路と外観  金沢茶屋入り口  風情があるな~ 
     
「小松弥助」が入る金沢茶屋別館  裏口は使われていなかった  裏から見えたテーブル席 
     
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金沢茶屋スタッフの案内で  ココが別館入口  そして「小松弥助」入口と待ち席 
     
「小松弥助」入口  表札、懐かしさがこみ上げる  テーブル席 
     
つけ場とカウンター席をパノラマ撮影 
     
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アイテム  赤烏賊を三枚におろす森田親方  三枚におろした赤烏賊を短冊に 
     
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1貫目.赤烏賊  2貫目.炙りトロ  3貫目.甘海老 
     
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アラを握る森田親方  4貫目.アラ  5貫目.漬けと防風 
     
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6貫目.バイ貝  7貫目.白山  椀 
     
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森田親方から手渡しの鰻キュウ  8貫目.鰻キュウ  家内追加の「穴子」 
     
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僕が追加した「小肌」  もう一貫僕が追加した「奈良漬巻」  水茄子 
     
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お土産のおにぎり「弥次喜多」  竹皮を開くと!  「弥次喜多」を切って中身を! 
     
2回目訪問:2017年8月13日(日)Lunch
   やはり弥助さんの鮨は他に類を見ない美味しさである、鮪漬けに始まり烏賊・中トロ・甘えび・蒸し穴子・アラ・白山(酢飯の上に雲丹と漬けと山芋が乗る)・鰻巻き以上がお任せ握りである、そして追加したのが新子と蒸し鮑・ネギトロ巻だ追加した握りも絶品、新子の締め具合も最高でネギトロも中トロと白葱バランスも絶妙で最高に旨かった、今日は追加で高級なネタを注文したので会計が高く(28,000円/2名)なってしまった、でも相応だと僕は思ったけど家内はびっくりで次は頼まないとのたまっていました、また何時もの事だけど森田親方の話術も巧みで握りの出される時間が遅くて間を持て余すときにその話術に救われる、女性スタッフも良く教育されお茶の交換もベストタイミング、そして極めつけが女将さんの笑顔である本当に心が和む、帰り際には森田親方と女将さんが客席まで出てきて見送りもしていただきついついまた来ますと言葉が出てしまう、予約が取り易ければ週一でも通うだろうな、でも女将さんに問うたところ今年いっぱいの土日のカウンター席は予約で埋まっているそうだ、テーブル席は空きがあるらしいが僕はカウンター席以外は予約はしません、だって森田親方と言葉を交わせないもの!年明けの予約は10月に入ってからの受付らしいが確かなところは聞き逃してしまった、確認が取れ次第この場に掲載したい、もちろん時期が分かれば即予約電話をいれます。いやはやまいった!それと今までと変わったところがあった、それは握りを手渡しされる貫数が増えたことだ、これは良い、森田親方から至福の時間をいただいている感覚が増幅されるのである、僕だけの間隔かもね、それからどうでも良いことだけれど森田氏は京都でも修行したとか店を出していたとか・・・Netで見たようなな記憶がある、それ故か女将さんの言葉に京訛があった、これがまた女将さんの優しさを倍加させていた、いつまでも夫婦円満で過ごされ握りを提供していただくことを願うばかりである。
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二つ目のおしぼり、ここにも気配りが  烏賊を三枚に降ろす森田親方  天こ盛りの烏賊 
     
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アラを握り煮切を塗る森田親方  漬け(おもわず旨いと)  赤烏賊(最高) 
     
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中トロ(絶品)  甘海老  蒸し鮑(旨かった~) 
     
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蒸し穴子(溶ける)  あら(親方一押し)  水茄子(口直しに) 
     
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白山  白山、混ぜると旨さ倍加  椀(シンプル) 
     
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新子(弥助で食べれるなんて超幸運)  鰻巻き(熱くて旨くて)  ネギトロ(うふふふ!) 
     
店頭に置いてある名刺をいただいてきました。 
     
3回目訪問:2018年2月24日(土)Lunch
   今日で何回目、今日も鮨を思う存分堪能した、大将はとても元気だし女将さんもあいも変わらず優しい、会計後に家内の都合で日曜の予約が可能か女将さんに見てもらったがやはり無理だった、システムとして予約は2ヶ月先までとなっていて、来月の頭に電話しますと女将に伝えるととても恐縮しておられた、故に僕は3月1日には絶対に電話しますと女将に伝えるとそのようにお願いしますとの事でした、ただ3月1日は定休日の為2日に電話しようと今から思っている次第です、では今日頂いた鮨を紹介します。
1貫目.赤いか(相変わらず絶品、今まですし屋を約50件訪ねたが「小松弥助」に勝る鮨店なし)
2貫目.大トロ炙り(トロを炙るのは邪道と言う鮨職人がいるが僕は食べて旨ければそれで良いと思う)
3貫目.甘海老(大将に手を加えてますかと問うたら加えて無いよとのこと、きっと厳選しているのだろう)
4貫目.鮃の昆布〆(柚子粉と梅肉が載せてあり旨いのなんのって)
5貫目.煮蛤(柔らかく煮た蛤と素晴らしい詰めタレが絶妙にマッチして最高に旨かった)
6貫目.漬け(このわたを上に、これは訪問5回目だが初めて、このわたの風味と漬けの旨さのコラボが最高)
7貫目.白山(今更ゴタゴタ言う必要なし)
8貫目.鰻巻き(鰻は焼きたてで熱々でいただく、なぜこんなに旨いんだろうか、大将が作る鰻丼がなどと思う)
追加
1貫目.鯖(ちょっと締めてあるのか絶妙の旨さだった)
2貫目.小肌(家内が感動していた締め具合と絶妙の酸っぱさに)
3貫目穴子(塩で頂く、その柔らかさと味に感動する途端に口の中から消えた)
それと家内が煮鮑をもらい以上で23,000円/2名でした。
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オシボリにも拘りが  握る「小松弥助」  烏賊を降ろす「小松弥助」 
     
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1貫目「赤烏賊」  2貫目「大トロ炙り」  3貫目「甘海老」 
     
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4貫目「鮃の昆布〆」  5貫目「煮蛤」ツメが最高だ  6貫目「鮪の漬け」 
     
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7貫目「白山」  8貫目「鰻巻き」  お決まりはここまで 
     
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追加で「鯖」  追加2貫目「小肌」  追加3貫目「穴子」 
     
漬けを握る親方  ネギトロの下準備  赤烏賊を3枚おろしで握りに 
     
4回目訪問:2018年5月6日(日)Lunch
   親方は体調が優れず欠勤、拝顔できずに寂しかった、今日は一番弟子?が親方にかわり握っていた、弟子4人(握りは「はら君」、介添えは「ひで君、もう一人の介添えは「りょうた君」、奥にもう一人いたが性は不明)で調理を切盛、一番弟子(はら君)の所作を見ていたら親方の握り方にそっくり、親方の握り方に瓜二つですよ免許皆伝だねと声をかけたらテレながら「有難うございます、でもまだまだです」と言ってた、最後の握りの締め方もきっちり親方と同じで感心しながらその所作を観賞しながら楽しみました、握りの姿形や飾り包丁、シャリの口当たりのよさも踏襲されていて大満足の1時間でした、食事を終わって美味しかったですと言葉をかけ店を後にしました、でも小松弥助親方の顔が見たかったなー、もう齢87歳になるわけだからお体をいたわりいつまでも握りとあの抜群に楽しい会話をまた聞かせてください、ほんとうに鮨三昧の時間を過ごさせていただきました。因みにお会計は握りのみで17,000円/2名でした。弥助親方が健在なうちはもう他の鮨屋には行かないかも、それほど「小松弥助」が大好きです。
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金沢茶屋からの通路  小松弥助と茶屋客室の入口  「小松弥助」は暖簾の先 
     
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今日は一番弟子?が握る  2貫目「トロ」(1貫目は赤烏賊写真無し)  3貫目「甘海老」 
     
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4貫目「鯛」  5貫目「漬け」  6貫目「白山」 
     
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7貫目「煮蛤」  すまし汁  8貫目「鰻巻」、お任せはここまで 
     
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家内追加の「煮穴子」  僕追加の「小肌」  〆て「17,000円/2名」 
     
5回目訪問:2019年6月15日(土)遅いLunch(3回転目14:30〜)
【食べログ】2019.06.15現在
評価ポイント:4.33   ※最近顕著に上昇傾向
【雰囲気】
大将の人柄が繁栄されるとともに握りの美味しさが相まってお客の笑顔が絶えない、このようなレストランは他に類を見ない、この雰囲気は行った人でなければ分からないのが残念でならない、本当に貴重な鮨屋である。
【料理について】
ネタは近江町市場から仕入れているとの事
【スタッフ教育と客対応】
森田親方の教育が良いのであろう、どのスタッフにも笑顔が絶えない、女将の内助の功も光り輝く。
   今日は3回転目の14:30からの弥助ショーに伺いました、親方は齢88歳になり最近は体調が優れない時は店に出ない時もあるようだ、でもお客を大切にする親方だから無理をしてしまいそうで心配だ、親方が居るか心配しながら入店すると定位置にいらっしゃいました、そして僕達の席はなんと親方の真ん前思わず心の中で「ヤッター」と叫びました、親方は満面の笑顔で「いらっしゃい」とそして「飲み物は?」問われ僕は「下戸で飲めないのでお鮨のみで!」とすかさず森田親方は「鮨屋だからそれで良いのですよ!」と仰って下さいました他の客は全てお酒を注文してるのでその気遣いにとても嬉しかったです、そして弥助ショーが始まり親方の包丁捌き、鮨握りを堪能しながら親方に「東京や大阪、京都の鮨屋でイカを3枚に下ろす寿司職人がいますよ!、話すと即答で小松弥助ですねと返事が返ってきましたよ」と話しかけると親方はただ黙ってニコニコされてました、そして小1時間した頃に親方の顔に明らかに疲れの色が出て心配になりました、すると親方はつけ場奥の厨房に下がり椅子に腰掛け奥様に肩などにマッサージを受けて居られましたがその後姿が見えなくなりました、相当疲れておられたようです、若い弟子に「親方は相当お疲れのようですね」と問うたら今日はVIP客があり10過ぎから営業して今の回で4回目との事、僕達と同じ回のテーブル席にも秘書2人を伴ったテレビで見たことがある国会議員(調べてみると内閣官房副長官の「西村 康稔」衆議院議員でした)が来店していた、このようにVIPの相手もしなければいけないようでは親方の体が持ちませんね、適度に休暇をとり体を大事にしていつまでもつけ場に立って頂くこを心から願う次第です、会計後女将さんが挨拶に来られたので僕は「女将さん、親方の健康に留意していつまでも美味しい鮨を食べさせて下さいね」と言うと女将さんは手を合わせて頭を下げておられました、本当に親方にしてこの女将ありで微笑ましい親方夫婦です、親方も女将も大好きです、そしてスタッフ一同も素晴らしい、僕的には「小松弥助」が鮨屋日本一かな!
尚、今日のお会計は僕が2貫、家内が鰻巻きを追加し握りのみ合計22,000円でした、大満足の弥助ショーでした。
「小松弥助」に通ずる通路と中庭  反対から撮影  この奥に「金沢茶屋別館」入り口が! 
     
「金沢茶屋別館」入り口  「小松弥助」入り口  待合席 
     
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表札  元気な森田親方  漬けを握る親方 
     
つけ場をパノラマ撮影 
     
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お任せ1貫目「鮪漬け」  2貫目「小松弥助」定番の「烏賊」  3貫目「中トロ」 
     
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Up  4貫目「鮃」  5貫目「煮ハマグリ」 
     
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6貫目「甘エビ」  口直しの「水茄子浅漬け」  7貫目「白山」 
     
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内容は酢飯の上に漬け・山芋・雲丹  アラ汁  交換された粋なオシボリ 
     
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8貫目「鰻巻き」お任せはここまで  追加で「小肌」  さらに追加で「バイ貝」 
     
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テーブル席のお客に供する「盛り」  新聞記事?  親方、本も出版 
     
6回目訪問:2019年11月3日(日)遅いLunch(3回転目14:30〜)
   1日土曜日に店から「親方の体調が優れないので不在にしますが来店されますか?」の問い合わせ電話あり、「僕は伺いますと」返答した、たとえ親方が居なくても弟子たちもよくやっているし、気配りやおもてなしも大好きな店だし、江戸前鮨は小松弥助と決めているので。でもやはり親方の尊顔を拝せないのはとても残念で寂しい、ゆっくり体を休めて、また元気な顔を見せて欲しい、チョット心配ではある、親方不在だが店内の雰囲気きは弥助ワールド満開である、お客は皆笑顔が絶えない、旅行客か2人の子連れで来ていた5・6歳かなこの子達もとても美味しそうに食べていた、板さんも子供達が食べやすい様に配慮したり優しく説明したりと気配りも怠らない、親方がいる時は裏でシャリを担当している板さんが握ってくれている、あと若手の弟子達(5人)はそれぞれ分担された仕事をテキパキこなし手を止めることなくお客と会話し楽しませている、動きには淀みがない、そして客席女性スタッフの気配りは最高だ、例えば僕がガリを食べ尽くして追加をお願いする前にいつの間にか補充されていた、あがりも頻繁に取り替えてくれる本当に驚きである、こんな気配りも親方の仕込みであろう、とにかく感心することだらけ、弟子達(若手は全て県外から)も親方を尊敬してやまないことが言葉の端々に感じられる、いつもネタは大変わりしないが楽しく鮨を堪能できて大満足の時間を提供してくれる、そして次回訪問は来年の2月2日の日曜日午後2時30分の回である、今後富山県・石川県(金沢市)では「小松弥助」以外に行くことはほとんど無いであろう、初訪問鮨店以外は!
追伸
   森田親方の代理で握っていただいた人の正体が判明、その方は和倉温泉「信寿司し」の大将でもある刀祢修(とねおさむ)氏でした、森田親方との関係は不明ですが鮨の握り方などはほぼ踏襲されていてとても美味しかったです。刀祢氏についての詳しいことは信寿しホームページ(http://nobuzushi.com/)を参照してください。
何時もの場所に親方がいない、やはり淋しい 
     
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お茶と醤油(使ったのはネギトロのみ)  漬  2回目のオシボリ 
     
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「赤烏賊」これに勝る鮨屋を知らない  トロ  軽く昆布で締めた「甘エビ」 
     
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弥助定番の「白山」  これも軽く昆布で締めた「鮃」  煮蛤 
     
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吸い物、薄くも濃くもなく絶妙の「椀」  これも定番の「鰻巻き」  「ネギトロ」うまいぞー 
     
7回目訪問:2020年2月2日(日)遅いLunch(3回転目14:30〜)
   前回は体調を崩されて不在、とても残念だったので今日は会えるかなと期待して入店しましたが今回も会えませんでした、弟子のヒデ君に聞いたところ奥でお休み中とのことでした、それと今日は特別な客があり10時から営業していて2回転目まではつけ場に立っておられようだが疲れてしまったようです、以前に内閣官房副長官で現経済再生担当大臣の「西村康稔」氏を店内で見かけたことがありました、きっと政治家・著名人・芸能人等々が特別客としてきていることが想像できます、そんなこともあり疲れるだろうことは想像に難くない、仕方がないね高齢だし、また次回に顔を見れる事を期待しよう、変わりに女将が1組毎に挨拶されてました、僕の所に来られたので3ヶ月後の5月の土日でカウンター席を予約出来ますかと問うたら女将は予約帳を持って来られ確認してくれましたがテーブル席は有るがカウンター席は空いてませんでした、しょうが無いので来月に6月分の予約を入れますと言うととても恐縮されてました、そして予約が取れたら親方の顔を見に来ますねと言うと「ありがとうございます、ありがとうございます」と恐縮されながら僕達から離れていかれました、今日の握りは森田親方に変わり和倉の『信寿司』の大将である「刀祢(とね)」親方が握ってくれてました、前回もそうでしたが、この人が握る所作は森田親方に瓜二つで中々のものです、下拵えをするハラくん、ヒデくん、涼太くん、他に二人の弟子と受付担当、そして女性スタッフ3名の動きも淀みなくお茶の交換やガリ不足への気配り等を見ているだけでも楽しい限りです、握りは何時もと同じでネタは変わらないが何度食べても全てが美味い、飽きない、これは不思議である、今日の握り(大体毎回同じだが)は1貫目.鮪漬け、2貫目.ヤリ烏賊、3貫目.中トロ炙り、4貫目.甘海老、5貫目.鮃、6貫目.白山(酢飯の上にまぐろの漬け、雲丹、山芋、海苔を器に盛りつけた鮨)、7貫目.蛤、8貫目.鰻巻きここまでがお任せ、それから妻が穴子と鰻巻き、僕が小肌と蛤を追加しました、ちなみにお会計は握りのみで22,000円/2名でした、今日も本当に美味しかったです、大満足した「小松弥助」での1時間半でした、また予約取りにチャレンジするぞー!
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手前が弟子のヒデくん、奥が刀祢親方  漬け  交換された、おしぼり 
     
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他の客の「アラ」酒のつまみ  槍烏賊  中トロ炙り 
     
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甘海老、写真撮ってくださいと刀祢親方  鮃  白山 
     
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白山Up  煮蛤  ウナきゅう(鰻巻き) 
     
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潮汁  大好物の小肌  妻注文の煮穴子 
     
8回目訪問:2020年7月12日(日)遅いLunch(3回転目14:30〜)
   相変わらず予約が取りにくい事この上なし、コロナウィルスも関係ないようである、でも全国的に新型ウィルスによる緊急事態宣言期間は休業していたとの事、弟子に話を聞いたらその期間は店で修業に励んでいたとの事、予約は受付日で殆どの該当月の土日は満席になってしまう超人気店、今日も予約時間14:30には店の前には席数分の客が待っている、何時もの事だが30分位は延長になってしまう、前回の全ての客が出ても跡片付けもあり、入店案内は14:57でした、着席してみるとカウンター席・テーブル席含めて満席状態であった、チョットコロナの感染が心配になる県外からの客もいるようだし、それとカウンター1席空きが有りこの席はドタキャンされたそうで連絡も取れない不逞の輩の席だ、今日は大好きな森田親方が握ってくれてます、親方のご尊顔を拝するのは2019年6月15日以来おおよそ1年ぶりです、元気な姿を見れて一安心、それといつもは親方を含めてつけ場には4人で料理しているのだけれど今日は若手が1名増えていた、親方曰くユーモアたっぷりに「良太が二人になったのでこちらはたぬきの良だよ」と良々と呼んでおられた、話術も長けていて本当に面白い親方である、親方は握りを手渡しするときに僕の姓を言って渡してくれる、もう常連気分満載である、握りに関しては評価する必要もなく最高に美味い、僕的には日本一のいや世界一かもと思う、毎度のことだけど握りが供されるまで時間がかかることもあるがつけ場のスタッフの動きと森田親方の握りを見ているだけで時間を忘れる、それとつけ場スタッフと女性スタッフの動きもそつがなく気配りも最高であり客達からも笑顔が絶えない実に居心地が良い鮨屋である。もう他の鮨屋へは足を運ばないかも!
追伸
   会計時に供された鮨数で間違いがありその時に会計専属のスタッフが詳細を見せてくれてそれによるとお任せは握り8貫(今日の8貫は漬け・赤いか・炙りトロ・甘海老・鮃・蛤・白山・うなキュウ)と汁椀で8,000円と明記されていた、現在旧店の時から値上げされていない、お任せのみなら腹八分目で満たせる、故にこのクオリティで8,000円なら最高だ、要するにCP最高!
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入店待ちの客達  赤烏賊を3枚におろす親方  漬けを調理する親方、隠し味はトロ 
     
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左は原くん、右はヒデくん  ヒデくんがおろした赤烏賊  二人で酒の摘みを 
     
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酒の摘み  定番の漬け、シャリとの間にはトロが  鯵、実に美味 
     
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定番の赤烏賊  こちらも夏の定番茄子の浅漬け  定番の炙りトロ 
     
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定番の甘海老  定番の鮃  定番の蛤、絶品だ 
     
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定番の白山  定番の鰻巻き  妻が追加した雲丹 
     
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僕が追加したネギトロ  あら汁椀  サービス精神旺盛な親方 
     
ウナギを焼くのは原くん、女性は女将さん、親方、ヒデくん、その奥は良太くん、まだ奥に男スタッフが3人いる 
     
9回目訪問:2020年10月10日(土)Lunch(2回転目13:00〜)

   今回が新店9回目の訪問(2020年10月10日(土))、前回(2020年7月12日)会計をミス(お決まり8貫と追加2貫で44,000円請求され訂正してもらった)されていたので今回もチョット気になりチェックしながら食事をした、今回も握りのみ(下戸の為飲み物の注文は無し)の内容は1貫目.漬け、2貫目.烏賊、3貫目炙りトロ、4貫目.甘海老、5貫目.甘鯛(別名グジ)、6貫目.穴子、7貫目.白山、8貫目.鰻巻、以上でお決まりは終了です、そして追加で小肌2貫、ネギトロ1貫注文した〆て27,000円(8貫8,000円×2名=16,000円、追加3貫で11,000円となる)の請求でした、ただ前回の会計間違いの件もあるのと富山市の鮨屋でそこの大将がボラレタ感がありまたそんな噂もたっていると言ってた、でもそれは間違いであろう、チョット疑った僕が間違いだった、金沢の鮨屋は全体的に価格が東京に近づいているように感じる、そんなこんなで妻はもう行かないと言う行くなら一人で行きなさいと!富山・石川で一食15,000円にせまる価格では一般庶民は足が遠のくその気持ちも理解できる本当に残念である、それでも「小松弥助」別格で有り僕は一人で今後は訪れることになる様である。ただ金沢の知り合いの食通にも小松弥助は最近料金をボルのではないかそんな評判が流れていないか調査を依頼したところやはり金沢でも噂になっているとの事でした、明朗会計でお願いしたいものだ。

金沢茶屋外観  チョットUp  金沢茶屋玄関 
     
金沢茶屋ロビー 
     
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金沢茶屋お昼のお品書き  弥助入り口前の検温機  僕の体温をUpで 
     
2回目の開始に際してつけ場スタッフ全員(7名)で挨拶 
     
カウンター席とつけ場をパノラマ撮影 
     
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マスク収納袋も用意されていた  ガリとお茶と醤油皿、お箸  親方と涼太くん 
     
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漬け  看板の烏賊  炙りトロ 
     
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甘海老  グジ  穴子 
     
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白山  中身は雲丹・漬け・山芋・酢飯  鰻巻き 
     
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お吸い物  追加の小肌  追加のネギトロ 
     
10回目訪問:2022年3月22日(土)Lunch(1回転目11:30〜)
   今回は市内電車と北陸新幹線で金沢へ行ってみる事にした、車ばかりでは運動不足になりがちでなので少しでも歩こうと試みた、新幹線はとにかく早かった、最高速度は2百数十キロで走行しているのだろう、とにかく体感スピードは早かった、北陸新幹線で「小松弥助」へ行くのも有だな。
   本日は貸切客が開店時間前に入っていて入店が遅れた、入店時間は11時50分過ぎ20分以上遅れる、待っている客達は社長やセレブマダム達が大半で、僕の隣のお客は年配の夫婦で月1回「小松弥助」に東京から食べに来ているとのこと、こちらも会社の社長をリタイアし夫婦で食べ歩いてるとの事だが「小松弥助」は絶対に外せないらしい、それと他のセレブ客が親方の誕生日が3月24日との事で大きな大きなケーキを差し入れしていて、それをデザートがわりに客達にふる舞われていた、僕もお裾分けを一切れいただきました、どれだけ親方が客から慕われているかが伺われる、今日は酒のおつまみからのフルコースを酒抜きでいただきました、おつまみの最初は塩味の鮑の煮物、そして漬け、ヒラメ、バイ貝、甘エビ、小肌の切り身が載せられたお造り盛りです、そして握りに移り1貫目.マグロの漬け、2貫目.定番中の定番赤烏賊の握り、3貫目.中トロ炙り、4貫目.甘エビ、5貫目.甘鯛、6貫目.煮はまぐり、7貫目.白山(雲丹とイクラと漬けと山芋が入る)、8貫目.鰻キュウで弥助劇場は完結しました鮨の味など評価の必要もない、そして会計は18,000円でした、因みに森田親方の誕生日は3月24日で91歳になられるようです。
   親方はお任せが一通り客に行き渡ったら各客席を回りありがとうありがとうと挨拶したり一緒に写真撮影したりしてる、サービス旺盛な親方である、こんなところも親方が慕われるし、レジェンドたる所以があるのだと思う、僕も他の鮨屋には行けなくなっています、疑問に思うのはミシュランの星が付かないのは何故かと思うがきっと地元のお客を一番大切にしている森田親方はミシュラン掲載を断っているのだろうと想像する、ただでさえ予約が取れないのにミシュランに掲載されたならばそれこそ親方の意に沿わないことになる事は目に見えている、お客思いの尊敬できる親方である、故にどの鮨屋へ行ってもそこが見劣りしてしまう最高の鮨屋です。
旧ライトレール、電車で富山駅へ  市内電車富山駅  富山駅北陸新幹線のりば 
     
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金沢行き「かがやき」がホームに  金沢駅到着  金沢駅構内 
     
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金沢駅を出ると先に鼓門が  金沢茶屋外観  金沢茶屋ロビーから小松弥助へ 
     
金沢茶屋ロビー(時間待ちさせていただいた上に、お茶を出していただいた、感謝感謝です) 
     
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「小松弥助」外の扉  「小松弥助」中の入り口  「小松弥助」入り口 
     
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握り:1巻目.マグロ漬け海鼠腸乗せ  酒のつまみ、煮鮑  手前の客が親方にケーキを 
     
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おしぼりにも拘りを感じる  酒のつまみお造り  このイカの握りは小松弥助の看板 
     
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握り3貫目:炙り中トロ  握り4貫目:甘エビの昆布〆  握り5貫目:甘鯛 
     
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握り6貫目:煮蛤(煮詰めが最高)  握り7貫目:白山  白山は雲丹・漬け・とろろ・酢飯で 
     
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8貫目:鰻きゅう(熱々で最高に旨い)  魚のアラの澄し椀  親方と記念撮影