所 在 地 | 電 話 番 号 | 予約有無 | 評価点 | ||
石川県金沢市木倉町4-10 | ☎ 076-231-7447 | 予約必須 | 95/100 | ||
営業時間(昼) | 営業時間(夜) | 席 数 | 定 休 日 | 接客・サービス | 応 対 |
12:00~14:00 | 17:00〜22:00 | カウンター9・テーブル8席 | 日曜・祝日 | 抜群に良い | 同左 |
味と素材 | 握りの味付け | 醤油差し | 清 潔 感 | 創意工夫と拘り | 握りのみの価格目安 |
ネタは地物や氷見等々 | 煮切醤油を刷毛塗りで供す | カウンター上に有り | 建物は古いが清潔だ | 大将の拘りは素晴らしい | 11貫5,900円(2015/4) |
店のと姿勢 | |||||
素材の質と新鮮さは抜群、素材の江戸前の手仕事が抜かりなくされているし、隣の乙女もしっかりとそして丁寧に仕事をしている。 |
初訪問:2015年4月4日(土)Lunch | ||
金沢で有名な「京祇園ねぎ焼き粉」のマスターに紹介され、「食べログ」でランキングを見てみると、石川県ベスト3以内に何時も入っている鮨屋です、予約電話を入れたのが、2015年2月27日13:00で、その時のやり取り。 僕「土曜日昼の開店時間で1名で予約を取りたいのですが?」 乙女寿司「お生憎ですが、3月は全て満席となっています、4月4日ならお取りできますが!」 僕「その日で結構です、予約お願いします」 乙女寿司「賜りました、ただ、食事時間は開店の12:00から12:50となります、ご了承ください」 僕「それで結構です」さすがに人気店である、予約するには1ヶ月以上前に電話しないと取れないようだ。 前置きはこの辺にして、握りの評価ですが、前日食した回転寿司と比較するつもりだったが、比較すること自体失礼極まりなかった、回転寿司等とても鮨とは言えない位に天と地ほどの差がありました、また、飛び込み客は丁寧にことわられていました、他の客とのやり取りで「北陸新幹線の影響は?」との問いに大将は「近江町や香林坊界隈は相当観光客が増えているようですが、この辺りは奥まっているのであまり感じません」との事、ま、この店は予約しないとまず100%は入店できないのだから北陸新幹線が開業して、観光客が増えても関係ないだろうけど予約は取難くなるかも!食事の終盤に乙女寿司は「粉」のマスターに紹介してもらいましたと話すと、大将がすごく嬉しそうに話に乗ってくれました、話してみるととても気さくな人でした。絶対にまた訪れます、家内を連れて!外に出ると入店待ちの欧米人の夫婦?が待っておられました外人も知っている一流店、僕の後の予約客らしい。 では握りの説明に入ります。「 」は、大将の説明文言 1貫目.甘エビ「そのままで」甘くて、シャリとのマッチング抜群 2貫目.ヒラメ、とても柔らかくて美味い、醤油は無用 3貫目.赤いか「塩とすだちが乗せてあります、そのままで」で、塩とすだちと烏賊とシャリが絶妙に絡まり最高 4貫目.トロ、硬いかなと思ったが、醤油を着けて口にそのうち口内で溶け出した 5貫目.アジ「そのままで」 6貫目.ノドグロ、口の中で溶けてしまった、醤油を着けて 7貫目.ウニの軍艦巻き、鮮度が良いのか、香りも良い、そしてとても甘かった みそ汁 8貫目.鰻巻、胡瓜と鰻の手まき お任せ握りはこれで打ち止め、これより追加 9貫目.小鰭、とても良い締め具合、久しぶりに食べた、旨い!お任せ内になかったら絶対追加注文し食べるべき。 10貫目.穴子(酒で炊いて、握る前に焼き上げる)あまりに旨そうで写真撮り忘れた、ムチャクチャ柔らかくて口の中で溶けてしまった 11貫目.マグロの漬け(そのままで)、程よい歯ごたえがあるが、漬け具合も抜群で〆には最高でした。 以上で5,900円(税込) |
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拡大された写真左上の ![]() |
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入り口が分かりにくい | 中央木造が店、隣駐車場より | 風情ある玄関 |
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つけ場の大将と乙女 | シャリ桶 | コースターにも拘りが |
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自家製ガリ | 1貫目、甘海老 | 2貫目、ヒラメ |
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3貫目、赤イカ | 4貫目、トロ | 5貫目、鯵 |
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6貫目、ノドグロ | 7貫目、雲丹軍艦 | 味噌汁 |
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8貫目、鰻巻き | 追加でのコハダ | 追加の鮪漬け |
2回目:2015年9月5日(土)Lunch | ||
予約電話したのが7月16日で、土曜日だと約2か月待ちです。 そして前回訪問から5ヶ月ぶりの再訪問です。 1貫目.甘えび卵乗せ(甘くて口の中で酢飯と混ざり合い思わず唸ってしまう) 2貫目.赤イカ(そのまま)塩と酢橘 3貫目.トロ(解説の必要なし) 4貫目.小鯵(片身を使っていると大将の説明、良く吟味され生臭さなど微塵も無し) 5貫目.雲丹(普通は軍艦巻で出されるが、乙女は酢飯の上に直接乗る、手で持つと崩れてしまいそうだ、口の中で雲丹と酢飯が混ざり合っていつの間にか無くなってしまった) 6貫目.炙りのどぐろ(程よく熟成されているのと、炙った香ばしさがベストマッチ) 追加で「アワビの肝ソース」(チョット硬いが美味い、だが僕的にはアワビは昔から好みではなかったが肝のソースに魅せられてつい注文してしまった) 7貫目.バイ貝(塩と酢橘が降ってあり、コリコリして病みつきになりそう) 碗(シャコのしんじょ(糝薯)と三つ葉入り、酢橘の香りがほのかに香る、とにかく手が込んでいる、江戸前鮨屋はこうでなくては!) 8貫目.穴子(女将が丁寧に小骨を取り除き、焼いた上で大将が握る、口に入れた途端に穴子は溶けてしまった) 追加握り 小鰭(絶品だ、〆具合といい酢飯とのマッチングといい抜群に美味かった) 干瓢巻(海苔と酢飯と干瓢のマッチングも最高、ピリッとワサビも効いて言葉が出ない、大将の腕が伺える一品だった)、以上で会計10,800円/2名、CPは最高だ。家内はお任せ、僕は2貫追加やっぱり最高に旨い、全て出されるままでいただいた、カウンター上の醤油は必要なし、大将の隣でネタを調理するのは女将さん、大将が「嫁は富山から貰うのが良いと人に言われていたがそれは叶わなくて隣にいる嫁は神奈川生まれである」と仰っていた、大将も女将も人当たりが良く、話し上手で最高だ、他に配膳係の女性が2名と見習いらしき若者が1名、都合5人で切盛りされていた、大将と女将さんとも気さくで話が弾み、とても楽しい1時間を過ごさせていただいた、僕的には総合点で弥助より上である、客対応、拘り、コスパや雰囲気、全てが超お気に入りの鮨屋である。 追伸 基本的に予約は2ヶ月先までの受付との事だが、来店時にはその限りではないと12月19日(土)にまた2名で予約をお願いした。 |
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つけ場、包丁を握る大将 | 本ワサビを「鮫皮おろし板」でおろす乙女 | 1貫目.「甘海老」本当に絶品だ |
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2貫目.「赤烏賊」細かく包丁が | 3貫目.「トロ」この照りを見よ | 丁寧に小鯵の皮をむく乙女(名はアヤちゃん?) |
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そして小鯵の不要な水分をとる | 4貫目.「小鯵」片身 | 5貫目.「雲丹」 |
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ノドグロに串を打ち、焼く準備をする乙女 | 6貫目.「炙りノドグロ」 | 途中で追加した「鮑の肝ソース和え」 |
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7貫目.「バイ貝」 | シャコのシンジョ入りの味噌汁 | アナゴの小骨を丁寧に抜く乙女 |
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8貫目.「アナゴ」お任せ握りの最後 | 追加1貫目.「小鰭」 | 追加2貫目.「干瓢巻」 |
3回目:2015年12月19日(土)Lunch | ||
乙女寿司の大将の拘りは洗面台にまでおよぶ、用足しを終わり洗面台の前に立ち驚くとともにまたまた大将に感心した、料理のみならず店の造り、当然従業員に至るまで気配りが行き届いている感じである、「食べログ」のランクではTopでは無いが僕の中では中部地方No.1であろうと思っています、「2016年ミシュランガイド富山・金沢版」が出版されることが決定し、当然「乙女寿司」は選ばれるであろうと期待している。 1貫目.甘海老(煮切りが塗ってあるので、出されたままで頂きます、噛むと甘海老とシャリと山葵が絶妙に混ざり合い海老の甘さとシャリの旨さ、山葵の辛さがマッチして得も言われぬ旨さを生み出す) 2貫目.佐渡産の鰤(ブリ、今日現在では鰤は富山湾に入って来ていないので地元産の鰤は入手できない、この鰤は佐渡産である、しかしまるでトロのような食感である、旨いのなんのって最高の鰤だった)3貫目.烏賊(甘い甘いとにかく甘い。塩と酢橘でいただく、もう、たまりません、見て下さいよこの飾り包丁?の鮮やかさ、これだから烏賊の甘さが十分に引き出されているのだろう、その技に関心である) 4貫目.中トロ(やはり鮪は鮪、口に入れれば溶けてしまう、甘くて最高の素材を吟味して仕入れているのが伺える、ネタの拘りも半端じゃない乙女の大将) ※他のお客さんに酒の肴として出されていた白子、家内が見て食べたいと言うので僕も同乗してオーダーした、白子の新鮮さ、ポン酢の優しい酸っぱさが絶妙にマッチしていた、最高に旨かった、さらに家内が注文した「香箱蟹」、家内の大好物で僕たちの席の真ん前で乙女(アヤちゃん)が調理するので、家内がたまらずに注文した、家内だけ(少し貰って食べて僕も注文すればよかったと後悔、形容しがたいほどの旨さだ) 五貫目.バイ貝(コリコリして旨い、さらに細かく包丁が入れてあるので噛むと柔らかさも感じて、貝の旨みが最高に出て得も言われぬ旨さだ。六貫目.ノドグロ(ただでさえ旨いノドグロを炙ることによりネタの甘みを増幅している、上に乗せた安岡葱がその旨さを倍加してくれている。) 七貫目.雲丹の軍艦(北海道産の雲丹その香りが半端じゃない、巻かれている海苔も香りが強くて香ばしく雲丹と絶妙の一体感を出している) 八貫目.穴子(乙女が一生懸命に小骨を抜いて供された「穴子」穴子はフワフワ、シャリと山葵の辛さと煮詰めの甘さと穴子が絶妙のハーモニーを醸し出している) 追加で好物の干瓢巻きと家内は牡蠣を注文しそれを食して今日の鮨三昧は終演となりました。 |
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お客の要望に応えてネタ箱ご開帳 | 乙女(アヤちゃん)が穴子の小骨取り | 一貫目.甘海老 |
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二貫目.佐渡産の鰤(ブリ) | 三貫目.烏賊 | 四貫目.中トロ |
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白子 | 香箱蟹 | 五貫目.バイ貝 |
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六貫目.ノドグロ | 七貫目.雲丹の軍艦 | 味噌汁 |
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八貫目.穴子 | 追加の干瓢巻き | 家内追加の牡蠣 |