皇大神宮

鮨三昧
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   西行さいぎょう法師が、伊勢神宮に詣でて、その時の感動を詠んだもの。仏教に帰依した身の西行は、伊勢神宮の名前を直接出すことを遠慮し「何がいらっしゃるかはわからないが、そのありがたさに涙がこぼれる」と歌ったと伝えられる。
 
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   宇治橋鳥居が見えてきました、鳥居をくぐる前にお辞儀(小揖)して宇治橋を渡りますが宇治橋には二つのパワースポットがあるそうです、一つ目のパワースポットが大鳥居から見て右側3枚目の板を踏むのがいいそうです。 何でも金運が上がるそうですよ。 二つ目は宇治橋の欄干に16基ある擬宝珠ぎぼしで、大鳥居からみて左側の2つめの擬宝珠だけ色が違っています、この擬宝珠の中には宇治橋鎮守神である饗土橋姫神社のお札「萬度麻まんどぬさ 」が納められています。これは宇治橋の安全と、宇治橋を渡られる方の安全を祈願しているそうです、宇治橋は右側通行ですので、この擬宝珠は参拝後でないと触れることはできません、故に参拝者の帰りの安全をも祈願しているとのことで帰りに擬宝珠に触れてパワーをもらって行きます。
撮影時間:5時27分

 
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『宇治橋』
   内宮入口にある全長102Mの宇治橋は、高欄つきの和橋で、式年遷宮に先駆け20年ごとに新しく造営されます。20年で1億人近い人々が参拝されるので、厚さ15㎝の檜の橋板が、4~6㎝も減ってしまうそうです。この橋の主要部は和船の技術が用いられ、欄干部分は宮大工、橋板部分などは船大工が担当するそうです。橋板は、板を普通に継ぐだけでは、継ぎ目から雨水が浸透して傷みが早いため、和船に用いる「すり合わせ」という技法を使います。ちなみに、宇治橋の真ん中の一段高くなっている部分があります。そこは、神様の通り道なので歩かないように気をつけてください。この宇治橋は、橋姫という橋の神様に守られていると言われています。
   宇治橋鳥居の左側には、内宮の御祭神、生い立ち等が明記されている案内板があります、一読して参拝すると良いかな。
撮影時間:5時27分
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   案内板には以下のように明記されている。
「皇大神宮(内宮)、御祭神 天照大御神 御鎮座 垂仁天皇二十六年 天照大御神は皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚くご崇敬になられています、また、私達の総氏神でもあります約二千年前の崇神天皇御代に皇居をお出になり、各地をめぐられたのち、この五十鈴川のほとりにお鎮まりになりました、二十年ごとに神殿をお建て替えする式年遷宮は千三百年余り続けられてきました、第六十二回神宮式年遷宮は平成二十五年に行われる予定です」

『五十鈴川と木除杭きよけぐい
   宇治橋から五十鈴川の上流を望みます、宇治橋鳥居でお辞儀(小揖)をして神域に入ったときから実に心がさわやかで、もう、心が清められたように感じます。
(宇治橋の外と内に高さ7.44mの大鳥居が立っていますが、内側の鳥居は、内宮の旧正殿しょうでん棟持柱むなもちばしらが用いられ、外側の鳥居は外宮のものがあてられます。さらに20年たつと、内側の鳥居は鈴鹿峠のふもとの「関の追分」、外側の鳥居は桑名の「七里の渡」の鳥居となります。ともに正殿の棟持柱となって以来、60年のお勤めを果たしています。)
撮影時間:5時28分
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『木除杭』
   宇治橋の上流側に並んでいるのは木除杭と言います。 川の増水や氾濫時、上流から流れ来る流木などが宇治橋橋脚への直撃を回避する為の先人の知恵です。 一旦受け止め水流で自然に方向転換させ、橋脚間に受け流す作用があります。明治期までは5本でしたが現在は8本に増設されたそうです。ちなみに内宮神域内の風日祈宮橋かざひのみのみやばしにも同様の構造物があるので参拝時に確認してみて下さい。
 
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『神苑』簡単に言うと神のお庭です、神苑では毎年春と秋に、神恩に感謝し、国民の平安を祈るため神楽祭かぐらさい が開かれます、色鮮やかな装束姿の舞人らによる舞楽が行われるそうです。また、春の桜の季節と秋の紅葉の季節は一見の価値があるそうです。
撮影時間:5時30分
『神苑』はとにかく広い、樹木も良く手入れされていて歩いていてとても気持ちが良い。
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   火除橋ひよけばしが見えてきました、この堀川は防火のためにつくられています、火除橋をわたると神域に入ります、神域に入るわけですからわたる前にお辞儀(小揖)して渡ります。
撮影時間:5時33分
   内宮は右側通行ですから右側に手水舎があります。神社に参拝する時に、手を洗い、口をすすぐのは、川や海の中に入ってみそぎをし、心身を清めていた行事を簡略化したものです。手水の仕方にも作法があり、まず柄杓ひしゃくに水を汲んで、左右の手を洗います。次に左の掌に水を受けて、口をすすぎます。柄杓から直接口をつけるのは不作法とされていますのでご注意を。天気のいい日は五十鈴川「御手洗場」で、口と手を清めることをお勧めします。
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『手水舎』でも手水の前にお辞儀(小揖)し、一拍手をしてから手水をしました。手水の仕方については、”参拝作法”の手水作法を参考に。
撮影時間:5時33分
御手洗場みたらし』が見えて来ました、昔はこの場所で沐浴してから正宮にお参りしたようです。
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『御手洗場』
   清らかさの象徴内宮参道の右手のゆるやかな斜面を下りていくと、元禄5年(1692年)徳川綱吉の生母、桂昌院が寄進したものといわれる石畳を敷き詰めた五十鈴川岸の御手洗場にでます。  神路山を水源とする神路川と、島路山を源とする島路川の二つの流れが、合流して五十鈴川となります。神域の西側を流れる五十鈴川は別名「御裳濯みもすそ川」と呼ばれ、倭姫命やまとひめのみことが御裳のすそのよごれを濯がれたことから名付けられたという伝説があります。水源を神路山、島路山に発する、神聖な川、清浄な川として知られる五十鈴川の水で心身ともに清めてから参宮しましょう。(神宮Webより引用)
撮影時間:5時37分
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滝祭神たきまつりのかみ
   五十鈴川守護の水の神。古来から社殿のない石神としてまつられ、別宮に準じて祭典が奉仕される特殊な神である。近くには、式年遷宮の折に御装束神宝をはじめ奉仕する神職を祓い清める川原祓所かわらのはらいしょがある。(神宮会館Webより引用)
   この宮は五十鈴川水源の瀧の神様をお祭りしています。 「おとりつぎさん」とも言われ、正宮に参拝する前にこの神様にお参りすると、頼みごとを天照大御神様に取り次いでくださるそうです。
撮影時間:5時38分
   参道には樹齢を重ねた樹木が沢山あり、どれもが巨木で内宮の歴史を見守ってきたのだろう、これも内宮を神域の極みにし、心が洗われまた清められる所以か!
   式年遷宮でこの秋(10月)に、天照大御神様がお移りになる新社殿ももう完成の域に来ているのだろうが、シートで覆われていて中を望むことはできなかった。
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『ご正宮』
   垂仁天皇26年にご鎮座されてから、2000年。 天照大御神様がお鎮まりになっています
この石段を登るとご正殿があり、カメラ・ビデオ等の撮影は石段の下までです、また、外宮・内宮には賽銭箱がありません、その理由は神宮の祭儀を主宰するのは天皇陛下であることから、天皇陛下以外のお供えは「私幣禁断」といって許されませんでした。そのため今も内宮・外宮には賽銭箱がなく、その代り白い布で覆われた場所が用意されています。
「私幣禁断」とは一般には天皇家の祖霊を祀る伊勢神宮を天皇・皇后・皇太子以外が祀ることを禁じたことを言う。つまり一般人は元は伊勢神宮に参拝出来なかった。一般の人が参拝できるようになったのは平安時代の後期かららしい。
撮影時間:5時46分
『新ご正殿』
   ご正殿は唯一神明造ゆいいつしんめいづくり という出雲大社の大社造とともに、日本最古の建築様式を伝え、ヒノキの素木を用い、切妻きりつま平入ひらいりの高床式の穀倉(こくそう)の形式から、宮殿形式に発展したものです。屋根は萱(かや)で葺き、柱は掘立、全て直線的で、屋根の両端には内削(水平切)の千木が高くそびえ、棟には10本の鰹木(かつおぎ)が列び、正殿を中心にして、瑞垣みずがき内玉垣うちたまがき外玉垣とのたまがき板垣いたがきの4重の御垣がめぐらされています。
(神宮Webより引用)
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   ご正宮から荒祭宮への道中にある樹齢数百年?数千年?とも思われる巨木(ご神木)がありました、参拝者がそのパワーをもらおうとして触れていくので樹皮部分が艶々として光ってました、もちろん僕たちもゆっくり触らせていただき、そのパワーをいただいてきました。
外幣殿げへいでん
   ご正宮瑞垣内の東宝殿を内の幣帛殿へいはくでんとすれば、これは外の幣帛殿にあたるものである。古くは皇后陛下・皇太子殿下の幣帛(神前に供える物の総称)や古神宝類を納めていたが、現在は古神宝類が納められている。なお、外宮の外幣殿は御垣内にある。
   この社も式年遷宮にあわせて建て替えられるのか新しかった。
先に『荒祭宮あらまつりのみや』が見えてきた。
『荒祭宮』も式年遷宮で建て替えられ、その一部が見えていた。
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荒祭宮は、内宮に所属する10別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、行ニ丈一尺二寸、妻一丈四尺、高さ一丈四尺八寸あり、第一別宮として正宮につぐものです。
 ご祭神は、天照坐皇大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかなおすがたを、「和御魂にぎみたま」と申し上げるのに対して、時にのぞんで、格別に顕著なご神威をあらわされる御魂のおはたらきを、「荒御魂」とたたえます。また、この神様は活動的でパワーのある御魂様ですので、新しい事を始める時や問題が発生した時にお参りするとよいと言われています。
撮影時間:6時07分
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   風日祈宮橋が見えてきました、橋の両側には鳥居があります、当然お辞儀(小揖)して渡りました。
板垣の横を通り正面に向かいます。
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風日祈宮かざひのみのみや
   ご祭神は、伊弉諾尊の御子神で、特に風雨を掌られると伝える神、級長津彦命、級長戸辺命をお祭り申し上げています。雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古来より正宮に準じて丁重にお祭りしています。
   風の神をお祀りする別宮で、鎌倉時代の元寇げんこうの時神風を吹かせて日本を守った神様です。
撮影時間:6時14分
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『神楽殿』参道の左側、銅板葺・入母屋造の建物で、向かって右端から「神楽殿」「 御饌 みけ 殿」「御神札授与所」があります。参拝者のお申し出により、神恩感謝やご祈願の御神楽の奉奏、 御饌 みけ を奉奠しての御祈祷を行っている建物。
撮影時間:6時20分
神楽殿の隣にある『お神札授与所』皇大神宮の御神札おふだ・御守・暦・御神号軸などの授与を取り扱っています。また、神棚の授与(販売)もしています、内宮参拝記念の御朱印もここでいただいてください。また、御遷宮の御造営資金の献金の受付もしています。
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今回参拝の最大の目的である神棚の授与(購入)をこの「お神札授与所」でしていただきました。もちろん、お神札(角祓大麻かくはらいたいま )とお守りも授与いただくとともにご朱印も授与していただきました。因みに神棚の販売はしていますが神具等は販売していません、もし、神具等も購入したい場合は「崇敬会(神宮会館)」での購入となります、僕も「崇敬会」で榊立と灯篭を購入しました、これには神宮の紋が焼印されています。
撮影時間:6時27分
      
参拝をおえて神苑を振り返ると朝日にはえてとてもさわやかでした、僕も身も心もさわやかさに包まれていました。
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5月6日の外宮参拝後に内宮の宇治橋鳥居付近を撮影しました、内宮の参拝は翌日5月7日早朝の予定で、参拝の混雑状況を確認するために訪れましたが、連休最終日なのでさほど混雑はしていないようでした、しかし、おはらい町通りは大変混雑しており、人気店は行列が出来ていました。
撮影時間:5月6日12時03分


上のイラストをクリックすると内宮の案内マップにリンクしています。