伊勢神宮とは、豊受大神宮とようけだいじんぐう外宮げくう )と皇大神宮こうたいじんぐう内宮ないくう)を中心とする125ある御社おやしろの総称であり、日本全国およそ8万社の本宗で正式名称は地名の伊勢を付けず『神宮』と呼びます。日本人の心のふるさとであり総氏神でもあります、世間では「日本人なら一度はお伊勢参りを」と言われていて、年間約800万人(平成24年、内宮550万人、外宮250万人神宮司廰発表)が訪れているそうです。
 
   僕は今まで無宗教(祖先は敬うし、もちろんお墓参りや月命日のお参りもします)を旨としてきましたが、還暦を過ぎて突然お伊勢参りを思い立った理由を申し述べると、歳のせいもあるが今年(平成25年)の1月9日に放送されていた「日本100巡礼 伊勢神宮への巡礼旅」を見て何か心に響くものがあり、ネットで伊勢神宮の事を調べ始めて興味が大きく膨らんだ事と、もう一つはネット検索中に神棚についての記事もあり、その記事では神棚は一つの目安として20年で交換するのが良いと、また、『伊勢神宮の式年遷宮』にあわせて交換するのもお勧めであると記載されていました、自宅の神棚は父親が購入したもので20年以上経っており、今年はタイミング良く『伊勢神宮の式年遷宮』に当たり、これを期にお伊勢参りを実行し、伊勢神宮で神棚を購入しようと決め、平成25年(西暦2013年)5月6日、7日にに実行しました。そして”ネット検索”と”伊勢神宮(神宮司廰)”や”神宮崇敬会”に直接聞いて得た『伊勢神宮』の事を記載していきます。
 

   伊勢神宮とは、伊勢の宇治の五十鈴川上にご鎮座の皇大神宮と、伊勢の山田の原に ご鎮座の豊受大神宮及び別宮など125の神社の総称です。
   内宮のご正宮しょうぐうにおまつりされている天照大御神あまてらすおおみのかみは女性で万物を育む太陽にたとえられ、皇室の御祖神であり、また、僕達日本人の総氏神でもあります。、外宮のご正宮には豊受大御神とようけのおおみかみまつられます。豊受大御神は神々にたてまつる食物をつかさどられています。このことから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。
   この両大神宮のご正宮には、別宮べつぐう14社、摂社せっしゃ43社、末社まっしゃ24社、所管社しょかんしゃ34社、別宮所管社べつぐうしょかんしゃ8社が所属しており、全てで125の宮社を数え、これらの宮社を含めて神宮といいます。
   皇大神宮(内宮)は、約2000年前に五十鈴川のほとりに天照大御神が御鎮座されました、豊受大神宮(外宮)は、約1500年前、天照大御神の食事をつかさどる御饌都神みけつかみとして丹波国からお迎えしました。
   そして伊勢神宮は20年に1度の大祭、 神宮式年遷宮 じんぐうしきねんせんぐう は、正殿しょうでんを始め御垣内みかきうちのお建物全てを新造し、さらに殿内の御装束しょうぞく神宝しんぽうを新調して、御神体を新宮へおうつ し申し上げる、我が国で最も重要なお祭りのひとつです。神宮の古伝では神宮式年遷宮が制度化されましたのは、天武天皇の御代のこととされ、第1回の式年遷宮が内宮で行われましたのは、持統天皇4年(690)のことです。以来、戦国時代に中断するという事態に見まわれながらも、1300年にわたって続けられ、今年平成25年秋には第62回の神宮式年遷宮が古式のままに行われます。世界的に見ても2000年もの間継続する木造建築はここにしかありません。(第62回式年遷宮は、内宮が平成25年10月2日、外宮が平成25年10月5日に行われました、別宮は平成26年10月に「月讀宮・月讀荒御魂宮」「伊佐奈岐宮・伊佐奈彌宮」が、11月には「瀧原宮・瀧原竝宮」「伊雜宮」、12月には「風日祈宮」「倭姫宮」、さらに平成27年1月には「土宮」、2月には「月夜見宮」、3月には「風宮」)
《社殿の様式と配置》
 ご正殿は唯一神明造ゆいいつしんめいづくりといい、出雲大社の大社造とともに、日本最古の建築様式を伝え、ヒノキの素木しらきを用い、切妻きりつま平入ひらいりの高床式の穀倉こくそうの形式から、宮殿形式に発展したものです。屋根はかやで葺き、柱は掘立、全て直線的で、屋根の両端には内削(水平切)の千木ちぎが高くそびえ、棟には10本の鰹木かつおぎが列び、正殿を中心にして、端垣みずがき内玉垣うちたまがき外玉垣とのたまがき・板垣の4重の御垣がめぐらされています。

   多くの人は、外宮と内宮を参拝するだけだと思いますが、伊勢神宮にはご正宮とは別に別宮も多くあり、できれば別宮も廻っておきたいところです。僕も125社めぐりを実行し、本ホームページで紹介していきたいとおもっています、お楽しみに!
   上記でも記したように、神宮のお宮は全部で125社あります。

《内宮の別宮》
1.風日祈宮かぜひのみのみや(内宮域内)   2.荒祭宮あらまつりのみや(内宮域内)   3.月讀宮つきよみのみや   4.月讀荒御魂宮つきよみのあらみたまのみや   5.伊佐奈岐宮いざなぎのみや   6.伊佐奈弥宮いざなみのみや   7.倭姫宮やまとひめのみや   8.伊雜宮いざわのみや   9.瀧原宮たきはらのみや    10.瀧原竝宮
《外宮の別宮》
1.月夜見宮つきよみのみや   2.多賀宮たかのみや(外宮敷地内)   3.風宮かぜのみや(外宮域内)   4.土宮つちのみや(外宮域内)
以上あわせて14社

 
参考とさせて頂いたホームページ
神宮司廰(伊勢神宮事務方)