伊勢神宮とは、伊勢の宇治の五十鈴川上にご鎮座の皇大神宮と、伊勢の山田の原に ご鎮座の豊受大神宮及び別宮など125の神社の総称です。
内宮のご正宮にお祀りされている天照大御神は女性で万物を育む太陽にたとえられ、皇室の御祖神であり、また、僕達日本人の総氏神でもあります。、外宮のご正宮には豊受大御神が祀られます。豊受大御神は神々にたてまつる食物をつかさどられています。このことから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。
この両大神宮のご正宮には、別宮14社、摂社43社、末社24社、所管社34社、別宮所管社8社が所属しており、全てで125の宮社を数え、これらの宮社を含めて神宮といいます。
皇大神宮(内宮)は、約2000年前に五十鈴川のほとりに天照大御神が御鎮座されました、豊受大神宮(外宮)は、約1500年前、天照大御神の食事をつかさどる御饌都神として丹波国からお迎えしました。
そして伊勢神宮は20年に1度の大祭、
神宮式年遷宮
は、正殿を始め御垣内のお建物全てを新造し、さらに殿内の御装束や神宝を新調して、御神体を新宮へお遷
し申し上げる、我が国で最も重要なお祭りのひとつです。神宮の古伝では神宮式年遷宮が制度化されましたのは、天武天皇の御代のこととされ、第1回の式年遷宮が内宮で行われましたのは、持統天皇4年(690)のことです。以来、戦国時代に中断するという事態に見まわれながらも、1300年にわたって続けられ、今年平成25年秋には第62回の神宮式年遷宮が古式のままに行われます。世界的に見ても2000年もの間継続する木造建築はここにしかありません。(第62回式年遷宮は、内宮が平成25年10月2日、外宮が平成25年10月5日に行われました、別宮は平成26年10月に「月讀宮・月讀荒御魂宮」「伊佐奈岐宮・伊佐奈彌宮」が、11月には「瀧原宮・瀧原竝宮」「伊雜宮」、12月には「風日祈宮」「倭姫宮」、さらに平成27年1月には「土宮」、2月には「月夜見宮」、3月には「風宮」)
《社殿の様式と配置》
ご正殿は唯一神明造といい、出雲大社の大社造とともに、日本最古の建築様式を伝え、ヒノキの素木を用い、切妻、平入の高床式の穀倉の形式から、宮殿形式に発展したものです。屋根は萱で葺き、柱は掘立、全て直線的で、屋根の両端には内削(水平切)の千木が高くそびえ、棟には10本の鰹木が列び、正殿を中心にして、端垣・内玉垣・外玉垣・板垣の4重の御垣がめぐらされています。
多くの人は、外宮と内宮を参拝するだけだと思いますが、伊勢神宮にはご正宮とは別に別宮も多くあり、できれば別宮も廻っておきたいところです。僕も125社めぐりを実行し、本ホームページで紹介していきたいとおもっています、お楽しみに!
上記でも記したように、神宮のお宮は全部で125社あります。
《内宮の別宮》
1.風日祈宮(内宮域内) 2.荒祭宮(内宮域内) 3.月讀宮 4.月讀荒御魂宮 5.伊佐奈岐宮 6.伊佐奈弥宮 7.倭姫宮 8.伊雜宮 9.瀧原宮
10.瀧原竝宮
《外宮の別宮》
1.月夜見宮 2.多賀宮(外宮敷地内) 3.風宮(外宮域内) 4.土宮(外宮域内)
以上あわせて14社
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